診療案内
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お子さんのアレルギーについて
小児気管支ぜんそく、アレルギー性鼻炎、食物アレルギー、アトピー性皮膚炎など、アレルギー性疾患は治療が長期にわたるものがほとんどです。お子さんが問題なく日常生活を送れるように、しっかりとフォローさせていただきます。
小児気管支ぜんそく
たとえばサッカーや水泳、テニスなど、さまざまな運動をしているお子さんも多くいます。子どもたちが大好きなスポーツを楽しめるように、ぜんそくを持っていてもなるべく運動制限をせず、健康な子どもたちと同じように日常生活ができるようフォローしてあげることが当クリニックの治療方針です。
お子さんの場合は、風邪などの感染症からぜんそく発作につながることが多くあります。
ぜんそく発作が起きやすい急性期の場合には毎日、もしくは週何日か通っていただく必要がありますが、症状が安定して定期治療になると、月1~2回程度の通院となります。治療は内服薬をメインにし、症状が安定しない場合には吸入薬を加えた治療で症状をコントロールしていきます。
アレルギー免疫療法
アレルゲンを毎日少量ずつ体内に取り入れ、身体を慣れさせる治療法を「アレルギー免疫療法」といいます。アレルギー免疫療法のなかには、アレルゲンを含むお薬を皮下に注射する「皮下免疫療法」と、お薬を自宅で舌の下に投与する「舌下免疫療法」があります。
当クリニックでは注射で痛い思いをしなくてすむ舌下免疫療法に力を入れています。舌下免疫療法は、スギもしくはダニのアレルギーをお持ちの方が対象です。2018年より5歳から治療が受けられるようになり、いまでは親子で治療を続けている患者さんもいらっしゃいます。治療期間は3~5年と長期にわたります。親御さんも一緒に受診できれば負担なく継続しやすいと考えているため、舌下免疫療法はお子さんだけでなく成人の方も対象としています。
食物アレルギー
食物アレルギーに関しては、重篤な症状でない限り、食べながら治療をするという治療方針をとっています。少しずつ耐性を獲得することで、成長するとアレルギーがあった食べ物でも食べられるようになるからです。
心配なのは、アナフィラキシーショックを起こす可能性があることですが、当クリニックでは「エピペン注射薬」の処方をおこなっています。エピペンを注射することで、アナフィラキシー反応を一時的に緩和することができます。注射の使い方は、クリニックで冊子を見ながらで説明をし、実際に練習キットを使って練習するなどの指導をおこなっています。「学校や保育園の食事が心配だから」「修学旅行で不安だから」など、なにかありましたら気兼ねなくご相談ください。
アトピー性皮膚炎
赤ちゃんに湿疹やあせもができると「アトピー性皮膚炎じゃないか」と心配されるお母さんが多くいらっしゃいますが、デリケートな赤ちゃんのお肌には「乳児湿疹」ができることが多くありますし、一般的な湿疹のケースもあります。患部をきちんと診てしっかりと鑑別いたしますので、不安を抱え込みすぎずにご来院いただければと思います。
アトピー性皮膚炎は、強いかゆみがあり湿疹が繰り返しあらわれる病気です。アレルギーのお薬の服用と同時に、軟膏を塗って症状を抑えます。保湿剤やステロイドを使い分け、塗る場所をていねいに指導いたします。